この名盤を紹介しよう。スペインのプログレバンドによる孤高の1枚。1974年作。
驚異の名盤である。ヴィヴァルディ「四季」をモチーフにしたプログレッシヴ・ロック。初めて聴いた時は心底ブッ飛びました。あれから30年以上経っているが今聴いても驚きと発見がある。とにかくヴィヴァルディのようなロックになりにくい曲調のスコアをとんでもないアレンジ力で表現しきっているところが尋常じゃない。
楽曲はまんまオリジナルを倣っているのではなく、独創的な曲も織り交ぜながら全73分間、壮大なシンフォニックロックを聴かせてくれる。緻密で大胆、豊饒なメロディのアンサンブル。強力なベースとパーカッション、技巧的なギターにシンセ、キーボードそして所々にアカペラチックなボーカルがフィーチャーされる。アコースティック楽器に頼っていない点においてクラシック音楽らしさを徹底的に排除している。完全にロックである。
こういう音楽はもっと知られてもいいはずだが、プログレッシヴロックのファンでも知る人ぞ知る一枚になっている。クラシックの本場であるヨーロッパにはとんでもないロックアーティストがゴロゴロいる。イエスやピンクフロイドしか聴かない人も1歩踏み出してほしい。
YouTubeでも聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=Za4DxmWkPak
(ちょい聴きの人は6分30秒以降から聴いてみてください)


